トップメッセージ

唯一無二の“Bazukuri Company”へ!

代表執行役社長の土本清幸でございます。
皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

平和不動産は、1947年に東京、大阪、名古屋、福岡などの証券取引所ビルのオーナー企業として設立され、「証券・金融・投資の街」として広く名の通った日本橋兜町・茅場町に本店を置き、日本の金融市場のインフラを支える重責を担いながら、エリアの発展に寄与してきたデベロッパーです。

当社は、2020年度から2023年度の4か年を「街づくりに貢献する会社」として挑戦・飛躍していく期間と位置づけ、中期経営計画「Challenge&Progress」を推進してきました。
日本橋兜町・茅場町における街づくりでは、2021年に「KABUTO ONE」が開業し、その周辺に話題性のある建物や店舗が次々と完成したことで、街に新たな魅力が生まれ、メディアでも取り上げられる感度の高い街へと変貌しました。
また、札幌における大規模再開発を推進し、外部成長・内部成長を通じた付加価値創出のビジネスモデルに転換するとともに、サステナビリティ施策の推進による社会課題の解決に貢献することで、業績においては連結営業利益120億円以上、EPS200円以上、ROE6%以上など、すべてのKPIを達成し、グループとして大きな飛躍を遂げる4年間となりました。

一方で、当社を取り巻く環境は、想像以上に目まぐるしく変化しています。
働き方の多様化・質的変化、インバウンド需要拡大、人口減少・少子高齢化、都市・地域間競争の激化など、都市環境とライフスタイルの変化が進み、さらに資本効率向上への期待の高まり、サステナビリティ経営の高度化、デジタル技術の進展、自然災害の脅威増大など、さまざまな社会・地球環境の変化が起こっています。

こうした大きく変動する外部環境において、グループとしてありたい姿を確立するために、2024年3月にグループパーパスと長期ビジョンを策定いたしました。
私たちの存在意義を明文化したパーパス「人々を惹きつける場づくりで、未来に豊かさをもたらす」は、グループの仕事に共通する根源的な価値を示しています。
また、パーパスの実現に向けた道のりを描いた長期ビジョン「WAY 2040」では、「場づくりの連続で、非連続な成長を遂げる“Bazukuri Company”へ」というスローガンを掲げ、私たちの2040年にありたい姿を明確にしました。

2024年4月には、この長期ビジョンのファーストステージとして、2026年度までの新中期経営計画「WAY 2040 Stage 1」を発表しました。
日本橋兜町・茅場町ブランドの確立、当社史上最大規模となる札幌再開発プロジェクトおよび長期ビジョンを実現するための新規事業分野への進出に挑戦することにより、「非連続な成長へのスタートダッシュ」の期間と位置づけました。最終年度となる2026年度には、連結営業利益140億円以上、EPS 270円以上を目指し、3年間、ROE7%以上を達成してまいります。

平和不動産グループは、唯一無二の“Bazukuri Company”へと進化します。
人々を惹きつける場づくりで、未来に豊かさをもたらす。
そのために、場づくりの連続で、非連続な成長を遂げるグループへ。私たちは総力を挙げて、持続可能な社会の実現に貢献します。
今後の私共の活動にご期待下さい。


代表執行役社長