業績レビュー

経営成績等の概要

(2025年3月期)

当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するもとで、各種政策の効果もあり、緩やかな景気の回復が継続する一方、物価上昇の継続や通商政策など米国の政策動向、金融資本市場の変動等の影響等を注意する必要がある状況です。

不動産業界におきましては、賃貸オフィス市場については、職場環境の改善等による需要の回復が進んだことから、東京都心部において空室率の低下が継続し、また平均賃料も上昇しました。不動産投資市場については、日銀のマイナス金利解除及び利上げ後も引き続き、国内不動産への旺盛な投資意欲が継続し、安定的に推移しました。

こうした環境のもと、当社グループの連結業績につきましては、売上高は420億75百万円(前期比23億57百万円、5.3%減)、営業利益は131億96百万円(同1億74百万円、1.3%増)、経常利益は116億51百万円(同1億88百万円、1.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は95億65百万円(同11億15百万円、13.2%増)となりました。

セグメントの名称 前連結会計年度 当連結会計年度 比較
売上高 営業利益 売上高 営業利益 売上高 営業利益
ビルディング事業 40,544 12,639 39,997 13,010 △2,547 371
アセットマネジメント事業 3,888 2,197 4,078 2,355 189 157
調整額 △1,814 △2,169 △355
44,433 13,022 42,075 13,196 △2,357 174