活性化への取組み

K5

「K5」は小規模ながらも宿泊(ホテル)、飲食(レストラン、バー、コーヒーショップ)等複数の機能を有するマイクロ・コンプレックスです。この建物は、大正12年(1923年)に竣工し、後に当社が取得しました。1980年代以降は鋼板パネルで覆われていましたが、調査を進めていく中で、この建物の設計者が銀行建築の第一人者であった西村好時氏であること、新築時の事業主は第一銀行で、渋沢栄一翁により明治6年(1873年)に創設された日本初の銀行(第一国立銀行)の三代目建物の分館として建築されたことが判明しました。
当社はこの建物の当時の姿をもう一度表し、魅力的に活用することこそが、ビルの不動産的価値の向上だけでなく、地域の価値の向上に繋げることになるとの思いから、建物の外装リニューアルを含む改修工事を実施し、「K5」として再生させました。「日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト」の賑わいづくりとしての第1弾となるプロジェクトです。


兜町第5平和ビル 外観

KABUTO ONE

  • 1階アトリウムに世界最大規模のキューブ型大型 LED ディスプレイ「The HEART」を整備
  • 世界三大デザイン賞の一つである「Red Dot Design Award 2022」を始めとする5つの賞を受賞
  • 低層階には、投資家と企業の対話交流拠点となるカンファレンス「KABUTO ONE HALL&CONFERENCE」
  • ライブラリー・ラウンジ「Book Lounge Kable」、飲食店舗「KABEAT」「KNAG」等を導入
所在地 東京都中央区日本橋兜町7番1号(住居表示)
交通 東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅直結
主要用途 事務所、店舗、集会場、貸会議室、駐車場
階数・構造 地上15階、地下2階、搭屋2階、地上S造、地下SRC造(一部S造)中間層免震構造
延床面積 約39,208m2(約11,860坪)
事業者 平和不動産株式会社、山種不動産株式会社、ちばぎん証券株式会社

KITOKI

  • 平和不動産として初めてとなるハイブリッド構造(木造および SRC 造)を採用した店舗兼オフィスビル
  • 国土交通省の「令和2年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択事業
  • オフィスではオフィス内の木質化のみでなく、バイオフィリックデザイン(*)を取り入れ、より心地よく働ける環境をセットアップし提供
  • 都市における木材活用の可能性を拓く取り組みとして、「2022 年度グッドデザイン賞」「ウッドデザイン賞 2022」「令和 4 年度 木材利用優良施設等コンクール 優秀賞」をトリプル受賞

"人間にはもともと生物や生気に引きつけられる心理的傾向がある"というバイオフィリア仮説に基づいた空間デザインの手法

キャプション by Hyatt 兜町 東京

  • 東京初のハイアットの最新ライフスタイルホテルブランド「キャプション by Hyatt」を誘致予定
  • 外資系ホテルブランドにより運営される木造ハイブリッド構造の宿泊施設として初めて、国土交通省の「令和4年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択
  • 極めて優れた「環境・社会への配慮」について評価され、都内のホテル初となる「DBJ Green Building認証(プラン認証)」評価ランク4スターを取得

※上記外観イメージは今後の検討により変更の可能性があります。

計画概要

プロジェクト名 キャプション by Hyatt 兜町 東京
所在地 東京都中央区日本橋兜町12番地
交通 東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町」駅 徒歩1分
東京メトロ銀座線・都営浅草線「日本橋」駅 徒歩2分
東京メトロ半蔵門線「三越前」駅 徒歩8分
敷地面積 約1,093m2
延床面積 約9,978m2
階数 地上12階、地下1階、塔屋1階
客室 195室
開業 2025年秋(予定)

※記載の情報は現時点の計画案であり、今後の詳細検討により変更の可能性があります。

FinGATE

  • エリア内の新金融拠点として5つのオフィスを開設
  • 東京都が推進する「国際金融都市・東京」構想の実現に寄与すべく、Fintech企業をはじめとするスタートアップ企業の成長に貢献

国際資産運用センター推進機構(JIAM)

2016年10月に資産運用業の国際競争力強化への寄与のため国際資産運用センター推進機構(JIAM)を設立いたしました。JIAMには当社の他、日本証券業協会、投資信託協会、日本投資顧問業協会、株式会社日本取引所グループが参画しています。東京都主催の「国際金融都市・東京のあり方懇談会」に参加するなど、 海外資産運用業誘致のプロモーション活動等を展開しております。

多様性のある街づくり

2020年2⽉に開業したK5以降、個性あふれる飲⾷店舗の誘致を進め、街の雰囲気をアップデートしております。2022年12⽉の『BANK』と『景⾊』の出店により、当社が街づくりにおいて戦略的に誘致を進めた商業施設は合計20店舗です。戦略的に誘致を進めた商業施設の⽉間来客数は、約1万⼈(2021年4⽉時点)から約5.4万⼈(2024年3⽉時点)へ拡⼤しました。