現在の業務内容について
私は日本橋兜町・茅場町エリアの開発を担当する開発推進一部とそれ以外のエリアの開発を担当する開発推進二部を兼任し、それぞれの開発プロジェクトを推進しています。
開発推進一部では、日本橋兜町・茅場町エリアを滞在する街としても魅力的な街とするための新築ホテル開発事業である「キャプション by Hyatt 兜町 東京」を担当しています。私は、プロジェクトマネージャーとして事業収支・スケジュールの策定、そして国内外のさまざまな関係者を巻き込みながら設計業務や各種工事の取り纏めを行っています。
開発推進二部では、札幌で実施している大型再開発プロジェクトである「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」「北4⻄3地区第⼀種市街地再開発事業」の事業推進を担当しています。現在は、地権者の方々・行政・設計者・施工者などとの調整や再開発組合の理事会運営を行いながら、竣工に向け日々奔走しているところです。平和不動産史上最大規模の再開発プロジェクトとなるので、これまでの経験やノウハウを生かしながら、人々を惹きつける場づくりを目指していきます。
平和不動産の開発の特徴について
私たちの開発の特徴としては、開発プロジェクト単体としての事業成立はもちろんのことですが、街やエリアに対する波及効果などエリア全体的な視点で検討できることです。例えば、「キャプション by Hyatt 兜町 東京」は単体のホテル開発ですが、背景にあるのは当社が注力する日本橋兜町・茅場町エリアの中の新築ホテルプロジェクトという考え方です。兜町を滞在する街として魅力付けをするために、単なる宿泊機能の整備ではなく、地域でのアクティビティも包括した宿泊体験を提供できるホテルの開発を目指したい。そうした考えのもと、宿泊者と地元の人々を分け隔てなく迎え入れ、ホテルがコミュニティの一部として宿泊者が地域と繋がることにフォーカスしたハイアット社の最新ライフスタイルホテルブランド「キャプション by Hyatt」を誘致することになりました。こうしたホテルと街の連携、街にプラスできる価値を考えながらの開発こそが、当社の特徴です。
今の仕事の面白さを感じるところ
ホテル開業に至るまで、客室や共用部等の内装・厨房等の工事や、家具・備品の選定等、ハイアット社や海外のインテリアデザイナーとやりとりしながら詳細な検討を行っており、客室においては、空間の雰囲気だけでなく、ベッドの寝心地や家具・備品の使い勝手などありとあらゆる項目を確認し、より良い宿泊体験が提供できるようにと、詳細なモノ決めを1つ1つ地道に積み重ねてきましたので、建物・内装・家具等が完成し、私たちの考えたコンセプトが形になったものを見たときは、これこそが開発業務の醍醐味だと感じました。
若手の仕事環境について
100名規模の少人数の会社ということもあり、平和不動産では若手であっても主体的にプロジェクトに関わることができるのが魅力です。実際に私は入社3年目で「キャプション by Hyatt 兜町 東京」プロジェクトの担当となったのですが、この規模の案件であっても担当2名・管理職1名の計3名という体制で事業推進していますので、若手であってもプロジェクトの中心としてあらゆる業務に携わることができる環境でした。
他社では用地取得と事業推進など、開発フローに合わせて明確に担当が分かれている場合が多いのですが、当社の場合は用地取得から土地の暫定利用方法についての計画、その後の開発まですべてを担当できるため、さまざまな事業フェーズ・用途のプロジェクトに携わり、若手の内から幅広く経験を積むことができます。
学生の皆さんへのメッセージ
日本橋兜町・茅場町、札幌再開発エリアに足を運んでいただき、当社の取り組みについて興味を持っていただけると嬉しいです。街の未来をともに創る仲間として、皆様にお会いできる日を楽しみにしています!