現在の業務内容について
現在は経営企画部にてIR業務とサステナビリティ推進業務を担当しています。
IR業務では、投資家向けに会社の取組みや業績について説明を行います。機関投資家に対してはIR面談を実施して、業績の内訳や外部環境の変化への対応などについて、気になっている点や疑問点を解消してもらうよう説明の場を設けています。個人投資家に対しては説明会の実施やIRイベントへのブース出展を通して、会社のことを広く知ってもらう機会を作っています。いずれも、当社のことを全く知らない方に対しても興味を持ってもらえるよう、また、当社の事業価値が伝わるよう、データや具体例などを通じてわかりやすい説明を心がけています。
サステナビリティ推進業務は、会社のKPI※に掲げている各指標(GHG※排出量・水排出量・廃棄物排出量)について、年度ごとの集計データをもとに環境格付けへの参加や物件のグリーン認証の取得を進めています。環境格付けで高スコアを取得することで、ESG※指数に関心のある投資家へのアプローチにつながったり、財務面ではサステナビリティリンクローン※への対象になったりするなど、会社の業績面でもメリットを享受することができる重要な業務です。
※KPI Key Performance Indicatorの略で組織の目標達成に向けた定量的な指標
※GHG 温室効果ガス(Greenhouse Gas)の略称
※ESG 環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)の頭文字を取った言葉で企業の持続的な成長のために重視される3つの観点
※サステナビリティリンクローン SDGsやESG戦略に整合した取組み目標の達成状況に応じて金利等の融資条件が連動するファイナンス手法
今の仕事の面白さ
IRの仕事を担当する魅力の一つは、投資家の皆さんと直接コミュニケーションをとることができ、またダイレクトに意見を頂戴する機会があることです。特にIRイベントなどに参加すると、個人投資家の皆さんから平和不動産がどのような印象を持たれているのか、忌憚ない意見をいただくことができ、当社の事業価値を改めて実感することができるとともに、事業戦略など会社の情報を対外的にどう発信すればより伝わるのかなど、多くの気づきを得ることができます。また、当社のファンであることを伝えてくれる投資家の方に多くお会いできることも、この仕事の醍醐味です。先日も毎年参加しているIRイベントにブース出展した際に、何年も連続で当社のブースを訪れてくれている投資家の方とお話しすることができました。当社のプロジェクト開発の進捗も皆さん熱心に聞いてくれますし、私の説明次第で皆さんの投資につながると思うと一層身が引き締まります。
今後のキャリアプランについて
入社して最初はビルディング事業部で当社保有物件のリーシングなどを担当した後、現在の経営企画部は2部署目になります。ビルディング事業部は会社の中ではいわゆる営業部門で日々収益拡大を意識していましたが、コーポレート部門である経営企画部に配属になってからは、営業部門にいた際には見えていなかった会社の全体像を把握することができ、ステークホルダーの方々の存在を意識しながら仕事ができるようになりました。現時点では、まだまだ経営企画担当としても成長できる部分があると感じていますので、それらを吸収した後に、また営業の仕事にも携わりたいと考えています。その際には、経営企画部の中で得た視野やスキルをきっと生かせると思っています。
平和不動産のここが魅力
社員数が少ないため、個人の推進力が求められる一方、自分のやりたいことを実現できる土壌があります。仕事をしていく中で意見を求められる場面も多く、上の方も若手の意見にも耳を傾けてくれます。入社して間もないころ、改修前のメルキュール東京日比谷ホテルの窓際のスペースをどのように活用したらいいか上司と立ち話になったとき、外が見渡せるよう開放感のある使い方がよいのではないか、という私の意見を取り入れていただいたことがあります。入社して数カ月しか経っていない自分の発言も、一つの意見として扱ってもらえたことが印象的でした。
学生の皆さんへのメッセージ
平和不動産では2014年以降、本格的に街づくりや物件再開発に着手しました。その成果が形になり、近年ではようやく平和不動産のカラーが日本橋兜町・茅場町に浸透してきており、Bazukuri Companyとしての存在感を発揮しはじめています。この先、札幌でも当社史上最大規模の開発が控えていることもあり、その他エリアを含めて当社が手掛ける開発や店舗の誘致はますます盛んになっていくことと思います。会社が大きく動き続けるこのタイミングで入社される皆さんは、まさに平和不動産の街づくりの形になっていく部分を担う存在になります。当社らしい街づくりをぜひ一緒に形にしていきましょう!