Cross × Talk

02先輩後輩対談

SPEAKER

  • 笠井 智行

    笠井 智行Kasai Tomoyuki

    2012年入社 農学部 卒
    総務部

  • 姉川 明子

    姉川 明子Anekawa Meiko

    2020年入社 人間科学部 卒
    ビルディング事業部

先輩から受け継いだ人間力を
自分の力に変えて

平和不動産ってどんな会社?少数精鋭だと言われているけれど、
その一員として活躍できるのか不安に思っていませんか?
当社の社風を感じてみてください。
飲み方が一緒だと笑う二人の姿には、確かな信頼関係と平和イズムが通っています。

Chapter1
OJTって実際どうなの?

笠井 当時札幌支店勤務だった私は、KABUTO ONE開業(2021年8月)を目前に控えた2020年7月に新設された地域共創部の配属になりました。3年ぶりの本店勤務かつ新しい部署ということで緊張して出社したのを覚えています。同じ部署になった姉川さんに会社の雰囲気はどう?と聞いたら、まだ3回しか出社していないのでよくわかりませんと言われた時は驚きましたね。

姉川 そうなんですよ。私は4月に入社したものの、コロナウィルス感染症が流行していたこともあって、入社式の後にノートPCが貸与され次の日から在宅勤務が始まりました。その間は先輩がWEB会議等でサポートしてくれていたのですが、会社の雰囲気もわからない中での業務はとても不安でした。一旦落ち着いた7月に出社したときに札幌帰りの笠井さんと会いました。

笠井 じゃあ私たちは(地域共創部配属の)同期だねと話したのを覚えてます笑。会社としてもWEB会議や在宅勤務制度の導入など、働き方が大きく変わりはじめていました。自分たちも戸惑っていたので、当時新入社員だった姉川さんには申し訳ない思いでした。しかも地域共創部自体が新設されたばかりの部署でしたし、コロナ禍ということもあって密集してはいけない環境の中で、賑わいを創出しなければいけない矛盾とも向き合わなければいけない。一年目で配属される部署としては大変だったと思います。

姉川 当時は大変なのかどうかもよくわからず、ただ目の前のことをこなすことで精一杯でしたけどね。笠井さんも初めての業務で、ご自身もわからない、初めてのことが多かったと思うんですけど、一旦内容を整理して、かみ砕いたものを私が動きやすいように説明してくれる。さらに資料の作り方から会議の進め方まで、笠井さんには何でも相談に乗っていただきました。相談できる先輩がいる、というのは本当に心強くて有難かったです。

笠井 今だから言えますが、当時は部署ができたものの、何をどのように進めていくか、はっきりしたものはありませんでした。姉川さんとはそれこそ部署の在り方から共に検討した同僚です。

姉川 町会と関わりのあるお店でランチを食べて、夜はOMNIPOLLOS TOKYO(兜町にある元鰻屋さんをリノベーションしたビアスタンド)でビールを飲む――。笠井さんとは昼も夜も一緒にいましたね。常に街の人とコミュニケーションをとることを楽しんでいる姿勢が素敵だなと思い、ビルディング事業部に異動した今でも、テナントさんから連絡が入ると電話で良いのに直接訪問するなど、笠井さんのスタイルを真似している部分はあります。

笠井 姉川さんとはもはやビールを飲むペースも一緒です(笑)。姉川さんのポジティブな思考で、与えられた仕事は試行錯誤してやりきる粘り強さは目を見張るものがあります。色々なところで助けられました。

Chapter2
若手のうちから活躍できますか?

姉川 入社して2年目の春に、KABUTO ONEの3、4階の立ち上げメンバーとなりました。KABUTO ONEには「国際金融都市・東京」構想の一翼を担う金融貢献施設の導入が求められており、それを実現させたのが3階のブックラウンジ「Kable(カブル)」と4階の「HALL & CONFERENCE」です。

笠井 地域共創部と開発推進部の部署横断のチームでしたので、管理シートを共有して課題を整理し、一つ一つ検討していきました。中でも「Kable」は、内装や運営業者は決定していたものの、それ以外は全て0からの検討でした。それこそ施設利用料を有料にするのか、時間制なのか、金額設定はどうするか等、運営についてはほぼ全ての決定をしていかなければいけませんでした。オープンの時期が決まっていたので、細かくゴールを設定し、それぞれ2~3日の短いスパンで判断して形を作っていく。常に業務に追われている緊張状態の中でも、姉川さんは楽しみながら最後までやりきってくれました。

姉川 Kableはブックラウンジでもありながら、本格的な食事を提供しようと考え、食事メニューの開発でも何度も試食会を行い部員全員で意見を出し合って検討しました。ナポリタンやハンバーグなどのカフェメニューの定番から週替わりランチなど、今ではランチを目当てに来場いただく方も増えているのはとても嬉しいです。また、書籍の選書においても兜町らしい「お金」や「投資」の本を多く揃えつつも、あまり偏りすぎないように感度の高い人たちが興味を持ちやすい選書をするなど、業務提携先である丸善雄松堂さんと協働しながら全て手探りで検討して形にしていきました。部署を離れた今でもよく店舗にいきますが、賑わってる様子を見ると誇らしい気持ちになります。

笠井 姉川さんのすごい所はきちんと自分の意見を伝えられることですね。忙しくなるとどうしても言われたことをこなしていくのに精一杯で自分の意見がマイナーになりがちですが、立場に遠慮することなくガンガン発言していました(笑)。とりあえず自分で考えて動いてみて欲しい、困ったことがあったら相談に乗ったりフォローしたりすることが先輩としての私の役目だと思っていました。成功でも失敗でも、自身の経験から学ぶことが実は一番効果的だと思うので。何なら失敗してくれたほうが先輩としては見せ所というか(笑)。

姉川 え、そうなんですか。もっと失敗すれば笠井さんに助けてもらえたのかな(笑)。私は入社4年目のタイミングでビルディング事業部に異動したんですけど、初めは部署の人にとっての当たり前がわからなくて困惑したり、正直落ち込んだりすることもありました。地域共創部では「これが私の仕事」だと胸を張れるものがあったのですが、新たな環境でのスタートは新入社員に戻ったかのように不安でした。現在は地域共創部で立ち上げに関わったKABUTO ONEの運営担当をしているのですが、以前とは違った立場で携わることで考え方の幅が広がったと感じます。これまでの経験に固執するのではなく、チャレンジすることで学べることは多いと思います。

笠井 私は若手のうちに不動産業務を経験した方が良いと思っているので、姉川さんがビルディング事業部に配属されて良かったです。私も姉川さんと同じタイミングで総務部に異動しましたが、出向や支店勤務の経験はあるもののまさか私が管理部門に配属されるとは思っていませんでしたので、辞令には自分でも驚きました。管理部門には堅いイメージがありましたが、総務部は将来の平和不動産を担う人材採用業務や会社の情報を発信する開示業務等会社の根幹を担っている重要な部署で、実際仕事をしてみると思いのほか居心地が良かったんです。単に知らないだけで敬遠するのはもったいない。若手のうちは特に怖がらずに色々な部署を経験して、自分の成長の可能性を探って欲しいと思います。

Chapter3
自分らしく働けますか?

笠井 制度として、勤続満10年の社員に連続5日間付与されるリフレッシュ休暇というものがあります。ちょうど昨年満10年だったのでこの制度を使って海外旅行に行ったんですが、出発の前日に総務部への異動の辞令が出まして…。色々なこと考えてたら飛行機の移動時間があっという間でした(笑)。

姉川 笠井さんは大先輩ですが良い意味で気軽に話ができる先輩です。所属部署に関わらず、皆さん困ったら相談に乗ってくれますしアドバイスもしてくれます。そんな環境だからこそ新しい部署や業務にもチャレンジしてみようと思えます。自分自身がこれからどのような経験を積んでいけるのか楽しみです。笠井さんとは部署が違うのに、なんだかんだ今でもよく会話をしていますよね。

笠井 たしかにね。部署を超えた協働はいつでもありますし、私が総務部と事業部の垣根を低くするために、できるだけ事業部のフロアに顔を出すようにしているからかもしれません。

姉川 本当に色々と交流の機会がありますよね。当社では現在札幌再開発を推進しているので、その周知も兼ねて北海道マラソンのスポンサーとして協賛しているんです。その一環で昨年は20名を超える社員が立候補してフルマラソンに出場したんですが、私もその一員として初めてフルマラソンに挑戦しました。仕事終わりに有志で集まってよく一緒に練習しましたね。

笠井 世代や部署の垣根を越えて活動できるクラブ活動支援もありますので、皆で一つのことに取り組める環境があるというのも当社の魅力だと思います。私も出走しましたが、誰よりも熱心に練習していた姉川さんには本当に脱帽でした。

姉川 同期も出場するということで、励ましあいながら頑張りました。完走はできましたが、ゴール手前で笠井さんに置いていかれたことは未だに悔しくてたまりません!

笠井 すみません…(笑)。当社では全員の名前と顔が一致するのは当たり前ですが、これって会社では結構珍しいことだと思います。自然とお互いの距離も近くなりますし、少人数だからこそ業務の幅も広いですから、自身の成長にも繋がると思います。是非主体的に活躍したいと思っている方にチャレンジして欲しいですね。

姉川 私が入社して感じたのは、相談しやすい、コミュニケーションがとりやすい環境が本当に有難かったということです。積極的に自分の思っていることを発言できて、それを皆で形作っていける、そんな方におススメだと思います。