Project Story

札幌再開発

地域の新たな賑わいを
動き出した札幌再開発

平和不動産が手掛ける街づくりは日本橋兜町・茅場町だけではない。
2028年度の竣工を見据え、札幌中心部においても
「人々を惹きつける場づくり」を展開することで、札幌の街の未来に豊かさをもたらす。

SPEAKER

  • 開発推進二部
    國分 貴洋
    Kokubu Takahiro
    2022年10月入社(中途入社)理工学部​
  • 開発推進二部
    國見 奈央​
    Kunimi Nao​
    2019年入社 工芸科学部
  • 総務部 広報
    ・ブランディング推進室
    山田 英奈​
    Yamada Hana​
    2023年入社 経営学部​

大通西4南地区第一種市街地再開発事業

2024年10月 権利変換計画認可

本プロジェクトにおいて、ハイアットのラグジュアリーブランドの一つである「パーク ハイアット」を誘致。
ビジネス競争力を強化する高機能オフィス等の整備により、札幌都心部の中でも中心的な場に位置する当地区に相応しい開発の実現を目指す。
世界的な建築家である隈研吾氏(隈研吾建築都市設計事務所)をデザイン監修者として招聘。

札幌駅南口北4西3地区第一種市街地再開発事業

2024年7月 権利変換計画認可

事業協力者として本プロジェクトに参画し、新たな賑わいと魅力の創出を目指す。道都札幌の玄関口のシンボルとなるよう、2028年度竣工に向けプロジェクトを推進している。

開発地だけでなく、
札幌の街への貢献も果たす

当社は札幌で大規模な再開発プロジェクトに2つ参画しており、その内の1つが、当社が中心となり推進する「大通西4南地区第一種市街地再開発事業」です。このプロジェクトは、札幌都心を象徴する大通公園と、ビジネス・行政機能が集積する駅前通の交点に位置する、市内でも非常に重要なロケーションに位置していると考えます。
ここに、地上36階建てのビルを完成させると聞いたときは、まさに札幌という街のシンボルになるプロジェクトだと感じ、身が引き締まったことを覚えています。

このプロジェクトにおいて、建物低層部では商業施設に加え、地域の魅力向上につながる空間として屋内アトリウム・屋外テラスの整備、地下広場の拡充、大通公園の整備等を計画しています。また国際競争力を高める機能として中層部に高機能オフィスを、高層部にラグジュアリーホテルを整備します。さらには、新たなエネルギーネットワーク構築を見据えて地域冷暖房プラントが計画されるなど、まさしく札幌という街の価値・魅力向上に寄与するプロジェクトです。

「場づくり」という言葉を意識しながら

現在、私は建物全体における設計調整等の業務を担っております。行政、ゼネコン、設計者、デザイン監修者、関係するコンサルタントなど多くの関係者と打合せを重ねながら、より地域や利用者にとって望ましい計画となるよう検討方針の調整を行っています。
今回、デザイン監修者として隈研吾建築都市設計事務所に参画頂いています。デザイン検討において、外装は景観への配慮を、屋内アトリウムは市民にとって魅力的な空間となることを目指し、建物設計者を交え活発に意見交換を行いました。

日々の業務では、つい目先の作り上げる作業に一生懸命になってしまいがちですが、当社のパーパスにもある「場づくり」という言葉には、作るだけではなく利用者側の目線に落とし込むこと、具体には商業施設や屋内アトリウムは来街者を惹きつけられる空間なのか、また、オフィスはワーカーを惹きつける計画なのか、といった視点を都度意識させられます。

新たな象徴を札幌に

今回のプロジェクトでは高層部にハイアットのラグジュアリーブランドの一つである「パーク ハイアット」の誘致が決定しており、私は、ホテルオペレーターやデザイナー、各コンサルとの調整・契約関係の業務を担っています。
ホテルとの契約は、運営面や財務面等、他部署にも関わる内容を多く含んでおり、限られた時間の中で各部署への説明と意見集約、課題の抽出を行った上でオペレーターと協議を行う必要がありました。

当地区は、札幌市の象徴的な場所である大通公園に広く面し、札幌駅から伸びる駅前通との交差点に位置しており、札幌において非常に重要な場所です。こうした要所に、最高級のラグジュアリーホテルを誘致することによって、札幌に新たな「場」が生み出され、更に札幌の魅力が向上していくと考えています。またホテルオペレーター決定にあたっては、札幌のホテルマーケットを牽引するに相応しいラグジュアリーホテルを誘致したいとの思いから、ハイアットのブランド「パーク ハイアット」を選定しました。国内外の観光客だけでなく、札幌市民の方々にも特別な日に利用していただくなど、様々な方に新たな体験の場を提供できる施設を作り上げていきたいと考えています。

街の風景を大きく変えるプロジェクト

今回のプロジェクトは、札幌駅目の前の「駅前通り」と「大通公園」が交差する場所に位置する、まさに札幌都心の一等地における大規模再開発プロジェクトです。地元からの注目度も高く、同時に街や市民の方々に対して大きな責任のある仕事であると感じています。

現在は着工に向け、プロジェクトの詳細を詰めていく段階です。
2028年度の竣工までまだまだ道のりは長いですが、地域の発展に貢献し、地元の方々にも長く愛される建物になるよう、妥協せず細かな部分までこだわり抜きながら仕事を進めていきたいと考えています。

開発推進二部と広報室が
二人三脚で愛されるプロジェクトに

実際に開発ビルが竣工するのは2028年度の予定ですが、それまでに札幌の皆様に「平和不動産」という会社を知っていただき、当社が主導するプロジェクトに期待し、楽しみにしていただけるような広報活動が求められます。

今年、新たに「広報・ブランディング推進室」が発足し、最初の大きなミッションとして、当社初の試みとなる記者会見を開催しました。この記者会見では、ハイアットおよび平和不動産の両社代表のほか、秋元札幌市長にもご出席いただき、本プロジェクトのホテルブランドが「パーク ハイアット」に決定したことを発表しました。

記者会見の実現に向けては、開発推進二部のメンバーと二人三脚で試行錯誤を重ね、ハイアットや札幌市、広告代理店など多くの関係者と協力しながら業務を進めました。その甲斐あって、当日は予想を上回る多くのメディア関係者にご来場いただき、新聞では2日連続で一面トップに掲載されるなど、プロジェクトへの注目と期待を大いに感じる結果となりました。

札幌でも「平和不動産」を知ってもらうために

今年、新たな長期ビジョンの発表とともに、CMや広告デザインを全面的に刷新しました。札幌での認知度向上を目的に2022年より協賛している北海道マラソンでも、会場のEXPOブース出展を通じて、プロジェクトの認知をさらに広げることができました。出展時、「ニュースで見ましたよ」「パーク ハイアットの誘致って平和不動産だったんですね」といった声を多くいただき、札幌市民の皆様とのつながりを深く実感しました。

ビルの竣工はまだ先となりますが、これからも当社の街づくりへの思いを札幌の皆様や訪れる方々に発信し、地域との懸け橋となる広報室を目指してまいります。