ニュースリリース

サステナブルファイナンスの推進 サステナビリティ・リンク・ローンおよびESG寄付型私募債の取り組み

2023年2月28日

平和不動産株式会社(代表執行役社長:土本清幸)は、サステナビリティ経営の実践のためサステナブルファイナンスを推進しており、この度サステナビリティ・リンク・ローン(以下、「SLL」)を新たに契約締結いたしました。今回の契約締結により、過去の契約を含めたSLLの2023年2月末時点借入残高は180億円となります。
 また、ESG推進団体などへ寄付を通じて環境・社会課題解決に貢献する私募債(以下、「寄付型私募債」)の契約を締結いたしました。

■SLLについて
SLLは、借り手の経営戦略に基づいた野心的なサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下、「SPT」)を設定し、金利条件等をSPT達成状況に連動させることで、借り手に目標達成に向けた動機付けを促し、持続可能な事業活動および成長を推進するサステナブルファイナンスです。
 当社は、サステナビリティ経営を実践するうえで、気候変動への対策を重要課題(マテリアリティ)として認識し、脱炭素社会の実現に向け、「2030年度までに温室効果ガス(GHG)排出量を50%削減(2018年度比)」する目標を設定していることを踏まえ、この目標をSPTに設定し、SPTの達成状況に応じて金利条件が変動するインセンティブを付与しています。

【SLLの概要】

※温室効果ガス(GHG)排出量=Scope1+Scope2
Scope1:事業者が所有又は管理する排出源から発生する温室効果ガスの直接排出
Scope2:電気、蒸気、熱の使用に伴う温室効果ガスの間接排出

サステナビリティ・リンク・ローン原則への適合等について株式会社日本格付研究所より第三者意見を取得いたしました。日本格付研究所のプレスリリースは以下リンクをご参照ください。

プレスリリース

■寄付型私募債について
寄付型私募債は、当社が起債することにより起債金額に応じて取扱銀行からESG推進団体などへ寄付が行われるものであり、寄付を通じて環境・社会課題解決に貢献いたします。寄付先は、取扱銀行が優先的に取り組む「環境・社会課題」を考慮して選定されております。

【寄付型私募債の概要】

■該当するSDGsの目標

■サステナビリティ経営について
自然災害リスク対応の必要性、コーポレート・ガバナンスの進展、ESG・SDGsに対する意識の高まり等、当社グループを取り巻く経営環境が大きく変化している状況にあります。このような課題認識の中、これらの環境の変化に柔軟に対応しつつ、さらに企業価値を向上させていく必要があると認識しています。
今まで以上にサステナビリティ経営を推進することで、環境の変化に柔軟に対応しながら、ニューノーマルな社会のなかで事業機会を獲得していきたいと考えています。今後も企業活動を通じて社会課題の解決、SDGsへの貢献に取り組んでまいります。

【本件に関するお問い合わせ先】

平和不動産株式会社 企画総務部サステナビリティ推進室
TEL:03-3666-0182

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