ニュースリリース

みどりと共に誰もが「居場所」を持てる場へ ~アーバンファーミングへの取り組み「Edible Kayabaen」プロジェクト開始について

2022年2月8日

平和不動産株式会社(代表取締役社長:土本 清幸)は日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクトを推進しておりますが、この度、東京都中央区日本橋茅場町において、「Edible Kayabaen」プロジェクト(以下、「本プロジェクト」)をスタート(2022年4月予定)いたしますので、お知らせいたします。

本プロジェクトは、当社子会社である株式会社東京証券会館(代表取締役社長:岩崎 範郎)が所有する東京証券会館の屋上において、株式会社ユニバーサル園芸社(代表取締役社長:安部 豪)、一般社団法人エディブル・スクールヤード・ジャパン(代表理事:堀口 博子、共同代表:西村 和代。以下、「ESYJ」)と連携し、菜園を含む屋上ファームガーデン(以下、「本施設」)を計画するものです。

本施設は建物の屋上を有効活用することで、「食」についての持続可能な地域循環の実現と教育の実践、それに豊かな地域社会に向けた貢献に寄与する場となることを目指しておりますが、特に、子どもたちの食育体験の場の創出として、ESYJが取り組む“育てる、食べる”ことを通して生きる力を育む「エディブル・エデュケーション」による自然学校「アーススコーレ(詳細は後述)」を実施予定です。土を耕し、種を蒔き、収穫し、食卓を囲むといった一連の食農サイクルとともに生命(いのち)のつながりに親しみ学ぶ内容となっております。ESYJが牽引する菜園教育は、Withコロナ時代において関心を集めていると同時に、都心に住む土に触れる機会の少ない子どもたちにとって貴重な学びの庭となることでしょう。なお、その独自の教育プログラムを体験できるオフィスビルは日本では初めてとなります。併せて、ユニバーサル園芸社とともに地域のテナントや飲食店舗の方々が利用できるファームガーデンやコンポスト、またFarm to Tableなど各種イベントが実施できる広場も計画いたします。

当社は、2021年8月に日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト街づくりタグライン「起点であり、輝点となる。」を発表しておりますが、本プロジェクトではオフィスワーカーだけでなく子どもたちも楽しめ、それぞれがつながることができる交流の場となる空間を創りだすことで、「誰もが”居場所”を持てる街」づくりに取り組むものとなります。

※本プロジェクトのロゴ
※完成予想パース(現時点のイメージであり今後変更の可能性があります。)

1.名前の由来

「Edible Kayabaen」は、日本橋茅場町において、食農体験を通した誰もが繋がりができる場、楽しめる場、食卓を囲める場、教育が受けられる場、そして居場所をもてる場となるよう、Edible(=食べられる)Kayaba(=茅場町)en(=えん:円、縁、宴、園)という名前にその想いを込めました。

2.本プロジェクトの特徴

(1)アーススコーレ(EARTH SKHOLE ※SKHOLEはギリシャ語で「遊び、余暇、学問」の意味)
来街者や地域の子どもたちのための「食を通じて生命(いのち)のつながりを体験する自然学校を開校します。ESYJの実践するエディブル・エデュケーションは、食を通してどう生きるかを体験的に学ぶ持続可能な社会に貢献する教育メソッドです。自然や生命循環、フードロスといった地域環境問題などについても、楽しく、美しく、美味しく、子どもたち自身の体験のなかで学ぶプログラムを実施いたします。これは、21世紀を生きる子どもたちに必要とされる自然に親しみ、生きる力となる教育の場の提供であると同時に、地域への貢献でありたいと考えております。

(2)コモンズ広場
植物と青空が迎える開放的で居心地の良い屋外空間を活用し、利用者にとって安らぎと創造的な場をつくります。また、「Edibleー食べられる」をキーワードに、さまざまなイベントを通じて人々が交流し、学び合える機会も創出します。

(3)コモンズガーデン
⑴に通う子どもたち、当社テナント、地域飲食店舗の方々など街の方々が利用できるエディブルガーデンをつくります。このガーデンは、パーマカルチャーの考え方に基づいた屋上菜園ならではのガーデン計画、植物選定や栽培の仕方、コンポストのワークショップなどが実施されます。

(4)Farm to Table
収穫した野菜や果物、それにハーブ類などをその場で調理し、食することができる計画とします。また、地域の飲食店舗と連携し、収穫物を活用することで、地産地消によるフードマイレージやフードロスを削減し、サーキュラーエコノミーとしてのFarm to Tableを実践します。

(5)コンポストの活用
生ごみは水分を含んだまま捨てられることが多く焼却場に負担をかけてしまいます。環境負荷低減のため、地域の剪定した草木、レストランから出る生ごみ、コーヒーショップから出るコーヒーかすなどを堆肥化し、屋上ファームガーデンでの活用を推進します。

3.持続可能な開発目標(SDGs)について

国連サミットで2015年に採択された2030年に向けての国際開発目標「持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)」。本プロジェクトでは、特に以下の7つの目標に寄与するものです。また、当社のサステナビリティへの取り組みについては、以下の通りです。

当社HP

■Edible Kayabaenプロジェクト概要
所在地:東京都中央区日本橋茅場町1-5-8 東京証券会館屋上
交通:東京メトロ東西線・日比谷線「茅場町駅」8番出口直結
開始日:2022年4月(予定)
敷地面積:約600㎡
設計:本間 フィル・キャッシュマン、株式会社ユニバーサル園芸社
施工:株式会社ユニバーサル園芸社
運営管理:株式会社ユニバーサル園芸社
運営協力:一般社団法人エディブル・スクールヤード・ジャパン

URL

■株式会社ユニバーサル園芸社について
代表者:安部 豪
所在地:大阪府茨木市佐保193-2
設立:1974年
「普遍的に緑がある日常を提供すること」を目指し、人と緑をつなげるという取り組みを
国内外の拠点で、50年以上行っている総合園芸会社です。
法人向けレンタルグリーンから始まった事業は造園(ランドスケープ)、ギフトと広がり今では個人消費者向けの店舗運営やネットショッピングサイトの運営まで幅広く展開しております。

URL

■一般社団法人エディブル・スクールヤード・ジャパンについて
代表:堀口 博子、共同代表:西村 和代
所在地:東京都港区西麻布2-7-15
設立:2014年
一般社団法人エディブル・スクールヤード・ジャパン(ESYJ)は、カリフォルニア州バークレーを拠点に、全米、および世界の教育機関とネットワークするThe Edible Schoolyard Projectの日本における窓口として承認された唯一の機関です。

URL

■ 日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト 街づくりタグライン 
2021年8月には日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト街づくりタグライン「起点であり、輝点となる。」を発表。渋沢栄一のコトはじめの精神に寄り添い、新しい価値を生み出す街を目指して、この街ならではの魅力を創り出しています。当社は、今後も日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクトを加速させ、「コト始め=起点の街」の価値と魅力を発信しつつ、日本橋兜町・茅場町がさらなる未来へ向かう人々の情熱の起点となり、すべての挑戦が輝く街を目指します。

街づくりタグライン

■ 日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト 街づくりタグラインロゴ 

街をつなぐ、黄金色のタスキ
「コト始め」の情熱をつなぐ街として、
人と人、人と街、時代と時代をつないでいく象徴として、黄金色のタスキを掲げ、街づくりにいかしていきます。
黄金色のタスキは、この街のいたるところで自在に形を変えながら、街に訪れるすべての人々を歓迎し、つないでいきます。

■ 日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト SDGs(持続可能な開発目標)への取り組み
ハード、ソフト、情報など多様な側面から、サステナブルな社会の実現に貢献する具体的な取り組みを実現させていきます。 

※その他日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクト情報発信サイト

□Kontext

□兜LIVE!

□FinGATE

【本件に関するお問い合わせ先】

平和不動産株式会社 開発推進部 
担当:山中
TEL:03-3661-7771

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