不動産投資事業部

小さな選択の一つひとつが
会社の大きな収益に繋がる

2015年入社 教育学部 卒

キャリアパス

学生時代
大学時代は人文地理学を専攻するゼミに所属し、地域活性化やまちづくりについて研究。ゼミでの活動を通じて、フィールドワーク等で事例を調査するだけではなく自らも活動を行うことを志向して、まちづくり事業の開発・推進を行う一般社団法人へのインターンを通じて品川区でのクラフトマーケットの立ち上げ・運営を行った経験から、自らが事業を展開し、地域の価値を向上させるデベロッパーの仕事に興味を持つ。
1~3年目
(不動産投資事業部)
販売用不動産の期中運用業務、平和不動産リート投資法人向け開発物件の運用・売却業務、不動産ファンドへの出資業務、部の決算取りまとめ業務
4~6年目
(平和不動産アセットマネジメント㈱出向)
オフィス物件の運用業務、担当物件の修繕等の予算策定・管理業務、ポートフォリオ全体の鑑定評価書・中長期修繕計画取得業務
7年目~現在
(不動産投資事業部)
不動産売買業務、賃貸住宅運用業務、不動産ファンドへの出資業務、部の事業計画作成業務

私の仕事

私はオフィスやレジデンスの取得、レジデンスの運用など幅広い業務を担当しています。その中の1つの業務として、売買におけるクロージング業務を担当しています。物件の取得には大きく二つの役割があります。一つは、ソーシングやアクイジションといわれる物件の売買案件を発掘してくる役割、もう一つは売買契約の締結や、各種契約の調印、物件の引渡し、資金決済、登記手続き等を遂行するクロージングというものです。不動産の取得・売却は投資規模が大きく、買主の立場ではより慎重に検証する必要があり、売主の立場では買主側の検証に対応していく必要があります。これらの検証業務をデューデリジェンスと呼びますが、これは物件の投資適格性を判断する重要な業務で、不動産を土地、建物、環境等の主にハード面から調査、診断するER(エンジニアリングレポート)を依頼し、その内容を踏まえて遵法性を満たしているか検証します。また、不動産の価格調査や会計処理等の経済的な側面については不動産鑑定士や公認会計士、権利関係等の法的側面については弁護士といった形で、外部の専門家と連携しながら物件の精査をしていきます。並行して、合意した条件通りの決済ができるスキームの考案や物件の管理業務を委託しているPM会社との連携、運用資産を管理する信託銀行との連携…等々、関連プレーヤーがたくさんいる中で、買主・売主それぞれの立場において、自分で筋道を立ててそれらを束ね、コントロールしながら期日までに物件の取得。売却を完了させなければなりません。数十億円、数百億円という大きな金額が動くダイナミックな仕事ですが、一つ一つは非常に細やかな業務の積み重ねで成り立っています。責任も重く気が抜けない仕事ですが、決められた期限の中で物事を進捗させれば成果に結びつくことから、業務の達成感や自らの成長の実感を得ることができるため、やりがいも大きいです。

私の挑戦
私の挑戦

3年間ほど出向したグループ会社である平和不動産アセットマネジメントでは、運用業務効率化プロジェクトを担当しました。平和不動産アセットマネジメントは、平和不動産リート投資法人の資産運用(AM)会社です。REIT(リート)は、投資家から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃料収入や不動産の売却益を投資家に分配する仕組みです。一般的に不動産投資信託と呼ばれる金融商品ですから、投資家への説明責任を果たさないといけないなど運用についてはシビアです。
そのため、取引が発生する際は、厳しい管理体制を敷かなければいけません。例えば、工事発注においては、通常は管理会社側で発注金額の妥当性を検証したうえでAM会社が承認するプロセスなのですが、部品一つの発注であってもAM会社において細かい精査を行わなければいけませんでした。投資家利益保護のためのとはいえ、業務効率や不具合等の修繕の実施スピードにも影響が出ることから、どうにか改善したいと考え、一定程度の業務をPM会社の裁量でできるようにすることにしました。まずは、管理会社が行う業務について、AM会社が行う精査と同水準で実施してもらえるよう、各社の担当者へのヒアリングを通じて、業務内容平準化のための作業用資料を作成する等、管理会社の業務量が一方的に増えることが無いよう配慮しながら、細かく認識の擦り合わせを行いました。また、他のAM会社へのヒアリングやコンプライアンスの部署とも協働し、運用方法の検討を重ねた結果、投資法人の会議体にて承認を得ることができました。金融商品の資産運用におけるコンプライアンスを遵守したうえで運用業務の効率化を実現できたことは、相反する事象の調整を行う貴重な経験となりました。

思い出のワンシーン
思い出のワンシーン 不動産・建設業界のスタートアップコミュニティへの参加

グループ会社への出向時に、個人として不動産・建設業界のスタートアップコミュニティであるPropTech JAPANにおいて運営チームとして参画し、オンラインベースでのイベントを複数企画・運営していました。活動の中では、当社物件でリアルイベントを開催したこともあり、様々な企業や起業家の方との繋がりや不動産テックの最前線で活躍するプレーヤーと関わることができました。