地域共創部

街のにぎわいを形に
地域の方々と共に戦略的な彩りを

2007年入社 工学部 卒

キャリアパス

学生時代
高校1年生の時の地元の駅前再開発事業が不動産デベロッパーを志すきっかけに。大学では建築学を学び、早く社会に出たいという思いから学部卒で当社に就職。
1~3年目
(ビル企画部(現 開発推進部))
念願の部署に配属。新築物件及び大規模リニューアル工事に携わる。
4~8年目
(住宅賃貸グループ(現 ビルディング事業部))
女子学生会館の新築のタイミングで異動。前部署のキャリアを生かして賃貸新築物件のプロジェクトに従事。
9年目~現在
(地域共創部)
「投資と成長が生まれる街づくり協議会」事務局発足時の立ち上げメンバーとして異動。その後、日本橋兜町茅場町に縁のある方々との交流、地域の賑わい創出のための企画を実行する「街づくり推進室」「開発推進部(企画)」「地域共創部」と部署名が変わりながらも、地域の賑わい創出および交流のための活動業務に取り組んでいる。

私の仕事

「エリアマネジメント」は華やかな仕事に思えるかもしれませんが、日本橋兜町・茅場町に存在する町会や商店会をはじめとする諸団体、警察や消防関連団体、料理組合、日本橋地域のエリアマネジメント団体の窓口を担うことが主な業務で、特に町内会の方々とは日頃から関係を保ち、街が盛り上がるイベントの企画運営や、地域が大切にしている山王祭のお手伝いを行うなど、非常に地道で繊細な業務です。会社にとって有益で、地域の方々も喜ぶwin-winの関係となることを信念として活動しており、情報の正確性や鮮度、人間関係には細心の注意を払いながら積極的に人間関係を構築していくことで、地域の皆様の人間性や熱意に触れることができ、自分にしかできないことは何かを考えることが仕事のやりがいに繋がっています。
新型コロナが収束し始め、街に人々を呼び戻そう、来街者を増やそうと模索していた時、普段から懇意にしている町会のメンバーの方から、特別な補助金が使えるため何かイベントを企画したいと相談があり、また同時期に別の地域の関係者から、とあるイベントを企画中だという話が舞い込んできました。それぞれの企画を繋げ、更に地域の飲食店を巻き込んだ「フェスティバル」を開催しよう!と企画したのが、2022年11月に開催した「LIVING GREEN FES」です。屋上菜園や地元の公園でのナイトシネマ、20店舗以上の路面飲食店舗が参加したコラボメニューの実施等、地域の様々な場所で、様々なイベントが開催されました。このイベントを皮切りに、町内会の青年部や女性部、商店会の方々など多くの方との交流や接点が増え、人脈が大きく動いたと同時に、新しいイベント企画の手法を学ぶことができた貴重な体験でした。また、このイベントの成功がきっかけで、翌年「兜町夜市」という兜町に集う新進気鋭の店舗の飲み歩きイベントにおいて、道路使用許可を取り、キッチンカーやテーブル、椅子を並べるなど、賑わいの染み出しにも取り組むことができました。道路使用許可申請を活用したイベントは、兜町では、山王祭の神輿渡御を除いて初めての取組みでした。営利企業1社では当然難しいため、地元町会の皆様にもイベントの趣旨を丁寧にお伝えして賛同とご協力を頂き、同じ地域に存在する警察署や消防署の皆様にもご相談に乗っていただいたうえでご理解を頂き、さらに中央区への説明にも必要に応じて町会の方々にも同席いただくなど、普段から交流していたからこそ、たくさんの方々のご協力を頂きながら一緒に取り組んで実現させた結果です。イベント当日は町会をはじめ、地域の皆様も多く参加し、楽しんでいただきました。新しいことに取り組むと、思いもかけない問題に出くわすことも多々ありますが、その度に志を同じくするメンバーに助けられ、たくさんの学びを得ることができ、自分の財産となっています。この学びを土台として、さらに新たな挑戦に取り組むことができています。

今の仕事の
ここが面白い
今の仕事のここが面白い

エリアマネジメントは主にイベント企画等この地域を盛り上げるために必要な取り組みを考えて実行に移す業務ですが、直に収益を上げることが目的ではありません。だからこそ、「誰のために」「何の目的で」を明確にして取り組むことが非常に重要です。また、新規の取組みに参画できる機会や裁量も多く、とても刺激的でやりがいのある業務です。
「Edible KAYABAEN(エディブルカヤバエン)」は建物の屋上を有効活用することで、「食」についての持続可能な地域循環の実現と教育の実践、豊かな地域社会に向けた貢献に寄与する場となることを目指して作られた施設です。当社が推進する日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクトにおける地域課題へのアクションとして、新たな緑化公園スペースの創出、子供たちの新たな食の学びと居場所づくりへの貢献、そして地域のコミュニティ形成の場の創出といった「学べる&食べられるアーバンファーミング」の取組みが評価され、2023年に第3回グリーンインフラ大賞 都市空間部門「優秀賞」を受賞しました。
運営チームは食育やパーマカルチャー、エコ、サスティナビリティ等への信念や専門知識が集結した団体で、この運営思想を学びに海外からも取材や見学の問合せをいただくほどレベルの高い施設となっています。また、ロケ地利用等の問合せ対応から関係各社とのコラボレーションやイベント創出にも取り組んでいます。いわゆる「不動産業」に違う角度から考えて取り組むことができる、他部署では経験できない仕事だと感じています。

思い出のワンシーン
思い出のワンシーン 年末の餅つき大会

兜町地域のテナント店舗では、思い思いのイベントを常時開催しています。
中でも年末恒例の餅つき大会は街の方たちの交流会を兼ねており、当社社員もたくさん駆けつけて大盛況のイベントとなりました。各店舗が持ち回りで作るお雑煮は絶品です!